| 近年,医薬・バイオ業界におけるベンチャー企業の成長が著しく,斬新な製品や事業の創出を目指した研究開発競争がグローバルに繰り広げられる中,知的財産を活用したオープン・イノベーションやアライアンス活動が盛んに行われている。「創薬事業では,将来有望な技術シーズや知的財産を見抜けるか,そして迅速に導入できるかが事業の成功を左右する」。アンジェスMGの執行役員でCIPO(最高知的財産責任者)の中本浩司氏は,このように指摘する。同社は大学発の研究を基に遺伝子医薬,核酸医薬の研究開発を進めており,創業以来,知的財産を重視した経営を実践している。こうした経営姿勢が2005年のベンチャー企業初となる「知的財産報告書」の発行や,2006年のCIPO制度導入につながってきた。中本氏に,医薬・バイオ業界における知的財産経営の現状,同社の事業における知的財産の位置付け,CIPO制度導入の意義を聞いた。
(まとめは河井貴之=日経BP知財Awareness編集) |